間伐の補助金申請は
「何本切ったか」を
ドローンで証明します。
間伐だけに求められる「間伐率」の証明。施業前後のオルソ画像から標準地内の樹頂点を計測し、間伐本数を算出します。面積だけでなく、間伐率をデータで示すことが申請の要件です。
間伐特有の要件
間伐申請だけに必要なこと
他の施業種では「面積と位置」の証明が主な申請要件ですが、間伐では「面積+間伐率(何本切ったか)」の両方を証明する必要があります。
他の施業種と共通の要件
施行地の位置・区域・面積・除地の確認。オルソ画像+シェープファイルで対応できます。GNSSによる外周測量でも代替可能です。
間伐だけに必要な「間伐率」の証明
施業前後のオルソ画像を比較し、標準地(10m×10m)内の立木本数を施業前後でカウントして間伐率を算出します。この作業は間伐だけに発生します。
標準地調査法による間伐率の算出(イメージ)
樹頂点
カウント
間伐では必ず施業前後の2回飛行が必要です。施業後だけのオルソ画像では、もともとどれだけの本数があったかが分からないため、間伐率を算出できません。また、施業前後のオルソ画像の位置がずれた場合、位置補正を行いますが位置補正したオルソは面積計測に使用しないよう注意が必要です。
申請フロー
間伐の申請手順(ドローン版)
施業前後の2回飛行が必須です。施業が完了したらすみやかにご連絡ください。
施業前ドローン撮影(1回目)
施業区域を確定し、施業前の林況を記録するために飛行します。列状間伐では施業区域の境界確定に使用。施業前オルソ画像は県の航空レーザー測量データで代用できる場合もあります(都道府県に要確認)。
施業前にすみやかに間伐施業の実施
森林組合・林業事業体による間伐施業が行われます。
施業後ドローン撮影(2回目)
施業完了後すみやかに飛行します。間伐後の状況を記録するとともに、間伐率確認のための標準地オルソ画像も取得します。
施業後すみやかにオルソ画像作成・位置合わせ
施業前後それぞれのオルソ画像を作成します。前後で位置がずれる場合は位置補正を行いますが、位置補正したオルソは面積計測には使用しません。
標準地の設定・間伐率算出
GIS上でオルソ画像を表示し、標準地(10m×10m)を設定します。施業前後の樹頂点をカウントし、間伐率を算出します。
間伐固有の作業施行区域ポリゴン・面積計測
施行区域のポリゴンを作成し、GISで面積を計測します。除地がある場合は除地ポリゴンも作成します。
申請データの提出
施業前後オルソ画像・シェープファイル・間伐率確認資料・樹種・林齢・搬出材積の確認書類を提出します。
技術仕様
撮影・測量の技術条件
林野庁ガイドライン(令和7年3月制定)に準拠した条件でデータを取得します。
| 飛行高度 | 対地高度 150m未満 |
| オーバーラップ率 | 80%以上(傾斜地90%以上) |
| サイドラップ率 | 60%以上(傾斜地70%以上) |
| 地上解像度 | 概ね 3〜4cm/pix以下 |
| 飛行回数 | 施業前後で2回 |
| 撮影条件 | 日陰が少ない曇天・正午ごろ推奨 |
| 推奨測量方法 | RTK / ネットワーク型RTK |
| 測位精度 | サブメータ級以上(RTK推奨) |
| DOP値 | 4以下(HDOPまたはPDOP) |
| 測位時間 | 10秒以上 |
| 捕捉衛星数 | 概ね 6衛星以上 |
| 測点間隔 | 3m以上 |
標準地の設定基準(林野庁ガイドライン)
提出データ
スリーが作成・納品するデータ一覧
間伐の申請に必要なデータを一括して作成します。
施業前オルソ画像
施業前の林況を記録。GeoTIFF/JPEG形式
施業後オルソ画像
施業完了後すみやかに取得。前後比較用
間伐率確認資料
標準地設定位置・前後の樹頂点カウント・間伐率算出根拠を記録
施行区域ポリゴン
シェープファイル形式。JGD2000・平面直角座標系
面積計測結果
除地ポリゴン・補助対象区域ポリゴンの面積を計算済み
申請書類の整理
都道府県の様式に合わせてデータを整理・納品
※ 樹種・林齢・搬出材積の確認書類(森林簿・出荷伝票等)は事業体様にてご準備ください。
省略・効率化
省略できる書類と残る手続き
ドローンによるオルソ画像申請で、従来必要だった書類の多くが省略できます。
- 施行地の位置図
- 実測図
- 測量野帳
- 現地検査(条件を満たした場合)
- 間伐率確認資料(標準地調査法による)
- 樹種・林齢の確認(森林簿等)
- 搬出材積の確認(出荷伝票等)
- 定性間伐で樹冠閉塞の場合:標準地写真・野帳の補足
スリーへ依頼するメリット
間伐の申請でスリーが
解決できること
間伐申請特有の複雑さを、スリーへの依頼で解消します。
施業前後2回の飛行計画を一括管理
施業開始前の飛行と、施業完了後の飛行の2回を調整します。事業体様は「施業完了の連絡」をするだけで、タイミングを管理してもらえます。
標準地設定・間伐率算出まで対応
GIS上で標準地を設定し、施業前後のオルソ画像で樹頂点をカウントして間伐率を算出します。この手間のかかる作業をスリーが担当します。
樹冠閉塞の林分でも補足資料を提案
定性間伐で樹冠が閉塞し、上から伐採木が見えにくい場合でも、補足資料(標準地写真・野帳)の構成をアドバイスし、現地検査省略への対応をサポートします。
よくある質問
FAQ|間伐の申請について
間伐特有の疑問をまとめました。
標準地(10m×10m以上)を施行地内に設定し、施業前後のオルソ画像上で標準地内の立木(樹頂点)を数えます。「伐採本数 ÷ 施業前の本数」で間伐率を算出します。この作業はGIS上で施業前後のオルソ画像を重ねながら行います。
前後でオルソ画像の位置がずれる場合は位置補正を行うことができます。ただし、ガイドラインでは「位置補正したオルソ画像は面積計測に使用しない」とされています。面積計測には位置補正前のオルソを使用します。スリーではこの取り扱いを正確に行います。
定性間伐で樹冠が閉塞している場合、オルソ画像上での伐採木の確認が難しくなります。この場合、申請者が標準地内の地上写真と調査野帳を補足資料として提出することで、検査側の現地検査省略に対応できる事例があります(宮城県等)。具体的な対応は都道府県にご確認ください。
搬出材積は出荷伝票等の書類で確認します。この書類は事業体様にてご準備いただく必要があります。スリーが提供するオルソ画像・GISデータとともに提出することで申請書類が揃います。
間伐の申請データ作成、
まずご相談ください
施業前後2回の飛行から間伐率算出まで、一括してサポートします。施業計画の段階からご相談いただくとスムーズです。
※ 補助金の採択・交付は都道府県が判断します。スリーは測量・データ作成の代行のみを行います。
